激務なんだけど…。

 今日はテスト採点のため、残業8時間!本来の勤務時間4時間半の日、残業の方が長い(笑)
勤務終了時間は12時半だったが、英語のテストが終わるのが2時だった。
時間外だとて自分の受け持ちクラスは採点しなければならない。時間延長したって何の手当も出ないけど、責任は果たさなければね。月曜日には返却しないといけないから。
途中眠気と戦いながら、コーヒーとお菓子で空腹をしのぎ気づけばトイレにも行かず、終わった時には8時半を過ぎていた。

 しかし、私なんてラクなもの。担任も持つ同僚は、生徒の世話で昼食を取るヒマもなく、会議もあったので採点を始められたのは日没後だった。彼女たちは部活指導もあり、明日も出勤なのだろう。
その先生、机の引き出しからカーネーションを出して一輪切り、根元を濡らした紙で包みナイロンで巻いて自分のクラスに持って行く。
 「今日誕生日の子がいるんですよ。親に忘れられている子もいるので。」
聞けば、クラスの生徒全員にそうしているという。もちろん自腹。
 「それ、大変でしょう。夏休みとかはどうされるんですか?」
 「夏休み前や登校日に。忘れたらいけないから、カレンダーに印をつけて。だいぶ慣れました。」
家庭環境に恵まれず、荒れる生徒たちがいる。教師も精一杯愛情をかけようとするのだけれど、担任ひとりに生徒は36人前後。36分の1にならざるをえない。(とはいえ、手がかかる生徒に手が取られる。遅刻早退は常習的。そういう子ほど、体調不良を訴える場合も多い。)

 躾のできない親が増えている。ご飯さえ食べさせていれば子供は育つと思っているのだろうか。
なかなか連絡の取れない親もいるそうだ。
また、教師が親の愚痴の聞き役をさせられることもあるという。
そう言えば前の学校で、教師に叱られた生徒が家に帰って親だったか祖母だったかに訴え、その保護者が学校に文句を言いに来た、ということがあったと聞いた。対応したベテラン教師、保護者の話に耳を傾け「大変ですねえ」と同情を示した。文句を言いに来た保護者は、気分を良くして「ビシビシやってください。」みたいなことを言って帰ったとか。確か2時間ぐらい潰れたと言っていたような…。
お疲れ様です…。

今日学校を後にしたのは9時前だったが、まだ残っている先生たちがいた。
 「1年生の先生方、ずいぶん遅くまでおられますね~。」
 「実習生の指導のためでしょう。」
今、6~7人の教育実習生が来ている。受け入れるのは1年生が中心。
生徒の世話だけでも大変な中、実習生の受け入れは結構な負担だ。
どんな仕事でもそうだろうけれど、教師には適性がかなり重要だと思う。その適性のあるなしが、実習中に現れる。しかし!
 実習の評価は採用には一切反映されない。試験のみで決まるから、成績が良くても適性に欠ける人が採用され、適性や熱意があっても試験の成績が良くなければ採用されない、ということが起こる。(と、「教育クライシス」の著者吉間先生は指摘している。)

 現場では、臨時講師が結構多い。担任持っている先生なのに、採用試験を受けるというケースはよく聞く。
新採用の先生、と言っても臨時で7~8年やって来ていて、もはや結構ベテランだったり。
それにしても、激務だと思う。私が出勤するときには運動部の生徒は多く「朝練」をしている。ということは、顧問は来ていなければならない。授業が終われば部活の監督。ケガなどあれば対応しないといけないから、生徒だけでやらせておくわけにはいかない。だから授業の準備などは、その後になるだろう。かつて「登校拒否」とよばれていた「不登校」生徒も多く、家庭訪問も求められる。自分の時間、あるのだろうか?
 
 ある同僚のお母さんと知り合いだった。ある日スーパーで会ったそのお母さんが、「家のことを何もしない」と愚痴を言った。私は当時その中学が荒れており、その上ブラスバンド部の顧問をしていた彼女が、どれほどの激務をこなしているかを一生懸命説明した。彼女のお母さんは、「そんなに大変だとは知らなかった。文句を言って可哀想なことをした。」と言われた。

 今、教頭試験を受ける人が不足しているらしい。
 「当たり前じゃ。」
と隣の先生は言う。
 「魅力がないんよ。」
そうだよねえ。
管理職なんて、教育委員会からあ~せいこ~せい言われ、地域から苦情言われ、責任の割には裁量権もあまりないように見える。生徒とじかに触れ合うこともなくなるし、教えるのが好きな教師にとって魅力ある仕事かどうか疑問。
だからなり手が足りなくなるんだね。
 「教育は百年の大計」なんかでは全くなくなっている。
世論が「詰め込みはいけない!」と言うからと「ゆとり」。
 「ゆとり」はダメだ!ということで、指導要領変更。
 「登校拒否」ではなく「不登校」。「登校刺激」を与えるな、と。
その結果、「不登校」は増加。その生徒はやがてニートに。

ポピュリズムに翻弄される教育。
これもGHQの置き土産なんだろうかね~?

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この記事へのコメント

2015年06月06日 22:30
私が中学・高校の時は部活と言っても先生も、たまにしか顔を出さなかったのですが、今は居ないと何かあったときに大変だから大変ですよね。
我が家の直ぐ傍に中学校があるので良く分かりますが、大体の先生は7時半には来ているみたいです。夜は12時前まで職員室の明かりがついているのは、しょっちゅうで激務だと思います。同じ公務員でも有給休暇取り捲りの市役所勤務とはエライ違いですね。あそこは、やる気が無ければ必ず6時前には撤収できますし・・・
2015年06月07日 21:42
ことっちさん
お近くに中学校があるのですか。非常勤の私はさっさと帰宅するので、何時ころまで他の先生方がおられるのか正直知りません。でも本当に大変だと思います。
担任は生徒が毎日書く「日誌」のようなものを、毎日読んでコメントするのです。時間が取られます。
今は宿題なども、かなり丁寧にひんぱんに点検します。昔の先生はそこまでしていませんでしたよね。
でも今の生徒は、手をかけてやらないと本当に勉強しない!教師の負担は増すばかり…

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