新学年始動

 新学期が始まったかと思ったら、あっと言う間にもう4月も終わりに近づいてきた。
私は今年、1年生と2年生の授業に入ることになった。新学習システムというもので、一クラスに2人の教師が入る場合と、一クラスを2つに分ける場合がある、2人入るのはダブル、半分に分けるのはハーフと呼ばれる。

 2年の先生は若いこともあり、いろいろ意見を求めてくれるので、指導手順・進度一覧表やcan do リスト、課題点検表などを作った。彼らは私のやり方を取り入れてくれた。
例の大画面テレビも使用を開始、紙製のフラッシュカードが不要になった。
いろいろ文句を言ったテレビだが、画面が大きいだけに生徒の注意を引けるし、ネイティブスピーカーの発音が入っているので便利には違いない。

 私が今年力を入れたかったのは音読だ。昨年も一昨年も、reading time record という表を渡して時間を計って音読をさせようとしたのだが、徹底できなかった。ストップウォッチを持ってくるようにさせられなかったことが原因と思う。それで今年は、最初からストップウオッチを持ってくるようにと指示をした。
 しかし、「タイマーあるいはストップウォッチ」と言ったため、他の先生に迷惑をかけることがあったようだ。
悪戯好きの男子が、他の子のタイマーをセットして授業中に鳴らしたという。また、親から「いつまでいるのか?」などの問い合わせもあったらしい。
他の先生から、
「安いものだからといって、買わせたらいい、という考え方はやめてください。」
などとも言われた。
それには少々カチンときた。
(数学科はコンパス買って持ってきなさい、って言うんじゃないの?コンパスは年中は使わないけれど、ストップウォッチはずっと使うのよ。どの教科でも、ノート買ってきなさいって言うんじゃないの?百均で売ってるストップウォッチで英語の成績上がるんなら、安いもんじゃないか!) …心の声。

英語にストップウォッチというのは、常識ではないからなんだろうね~。私は自分が主導する授業ではずっと前からやってきた。単語でも文でも、考えながら読んでいるようでは間に合わない。日本語でも、文字をひとつひとつ考えながら読んでたんじゃ間に合わないのと同じ。計ることで、読めているかどうかがはっきり分かるし、進歩も分かる。だいたい英語ができない原因は、読み方が足りてないことだと言って間違いはないだろう。
 実際、この方法で成果が出ていると思う。数分間、各自での読み練習とタイム計測をさせると、英文がスラスラ言えるようになり、訳すことも容易になっている。
 泳いだり自転車に乗ったりすることは、教えられただけでできるようにはならない。自分で練習して習得しなければならないのだ。英語も同じ。
だから私は、説明を多くするより練習を多くさせたい。ストップウォッチはそのための必需品なのだ。
生徒たちが英語力を伸ばしてくれれば、認知されるかなあ。

 家庭教師、英語教室そして中学校。トータルすると、英語教えて40年近くになる。大学入学より教え始める方が先だった。幼児・小学生・中学生・大学受験生・大人まで、教えてきた対象は幅広い。
小学生を教えた時、フォニックスも勉強した。そうした知識や経験をもとに、オリジナルの単語プリントを作成した。今うちの学校の全学年で使われている。
しかし、知識があろうと経験があろうと、私は非常勤講師。責任がない立場を自分で選択している。
それゆえに、ストレスもある。

「中学生に、小学校低学年のするようなことをさせる必要はない。」
「これでは時間がもったいない。」
「その課題は逆に難しすぎる。英語嫌いができてしまう。」
などと思っても、言えない…。

「私はもっと良い方法を知っている。もっと良い教材を作ることができる。」
「生徒をできるだけ伸ばしてやりたい。」
抑えがたい思いが湧き上がる。
そこでサンプルのプリントを作った。
1年生の先生は、取り入れてくれるだろうか…?

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この記事へのコメント

2014年04月26日 09:35
私は67歳ですが、英語の勉強は継続しています。オンラインや、ボランティアのガイドで会話をしますが、やはり基礎は中学英語、それ以上はボキャブラリーを増やす事で会話できますね。どうか楽しい英語教育で子供達の基礎を作ってください。
2014年04月26日 14:19
What"s up? さん
ありがとうございます!
楽しければ、好きにもなれますよね。教師の責任は大きいと思います。
今朝、ゲームのアイデアが浮かびました。
単発のゲームなら、やってもらえるかと思います。
2014年04月30日 10:49
嗚呼、もっと近ければ!
mayflowerさんの授業を受けてみたいですね。
納得して拝読致しました。
2014年05月03日 10:32
ベラさん
ありがとうございます。
いつの間にか、同僚の大部分がかなり年下、という状況になっています。
先日準備したゲームは実施してもらえましたが、少し難しい生徒もいました。文字と音を結び付けることが、結構練習を要するようです。ピアノもまず、楽譜を読むことを覚えなければいけませんよね? 
夏休みの補習などに使えるかな?と思いつつ、使われる予定のないプリントを、今も作成しています。
2014年05月07日 00:06
若い頃話し合ったことがあります。
「楽しい」と「わかりやすい」と、授業ではどちらが優先されるべきかと。
私は楽しいの方をとってきました。

ストップウォッチ、数字で成果がわかるのは達成感を与えますよね。
いろいろなアィディアを現場に提示されているのは素晴らしいです。
2014年05月07日 01:13
はなさん
おほめいただき、ありがとうございます。
確かに、楽しいことは大切ですね。低学年ならなおさらそうだと思います。私は英語教室で、「楽しい」を優先していたと思います。相手は小学生でしたから。
中学生だと、「楽しい」だけではすみません。入試がありますからね~。以前は入試入試と言いたくない、と思っていました。でも今は、それもひとつの試練だし、成長のための目標でもあるかな、と考えています。
2014年05月13日 10:09
バグダッド日本人学校の英語授業は 秋田の先生が 主に音読をさせてくださったようです。
教科書を暗記するほど、長男は読みこなしました。
おかげさまで英語は帰国後も苦労したことはありません。
さっそく英語スピーチコンテストに出場、賞を総なめでした。
2014年05月16日 21:48
指導に従う素直さが、成長の秘訣ですよね。
優秀な息子さんですね~。

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