五月花の羊

アクセスカウンタ

zoom RSS カンボジアのアキラ

<<   作成日時 : 2015/03/22 17:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 37 / トラックバック 1 / コメント 2

 教科書には、アキラさんが10歳で無理やり兵士にならされ、20歳まで戦ったり地雷を埋めたりしたこと。20歳で初めてトイレを使ったことや、明るい街に驚いたことなどが書かれていた。
また、地雷で両親が即死した時、奇跡的に生き残った赤ん坊を救った経験と、地雷博物館を作った動機なども書かれていた。
 しかし、中学2年の英語だしそんなに長くもないので、それだけでは生徒に実際のことがあまり伝わらないと思った。それで自分がこの本で読んだことや、ネットやテレビで知ったことなどを交えて、補足説明をした。
 アキラさんの経験は、平和な日本で生きて来た私たち日本人には想像を絶するものだ。「初めてトイレを使った」というのが、どういうことを意味するのか、説明しないと生徒には分からない。
 やはり、本人の書いたものが一番よく伝わるだろうと思う。学校図書として購入してもらったので図書室にもあることを伝えた。読んでくれる生徒がいればいいのだけどね。

「アキラと地雷博物館のこどもたち」より抜粋

〈悪い人、良い人〉
 毎週、村では集会が開かれ、ポル・ポト軍は村人に、だれが良い人で、だれが悪い人かを決めさせました。理由はなんであれ、「悪い人」とされた人は、ヤシの葉のとんがったところで、のどをじわじわ切られました。村人は、「笑え」「拍手しろ」と強制されました。そして殺された「悪い人」は、自分たちの敵と思えと教え込まれました。

〈教育〉
 両親が殺されたあと、わたしはポル・ポト軍に「教育」され、彼らの考えをたたきこまれました。
 彼らは「恐怖心」を植え付けることによって、おおぜいの幼い孤児たちの心を、意のままにコントロールすることができました。わたしが受けたl教育でまともなのは、カンボジアのクメール文字を週にT文字ずつ教わることくらいでした。ポル・ポト軍は、「究極の敵はカンボジアの木を盗み破壊するベトナムだから、ベトナムと戦え。」とわたしを教育しました。
 わたしは、世界中、どこもこんなものだろうと思っていました。残虐な行為、苦痛、そして飢えや銃が、わたしにとっての日常でした。


「悪い人」を決めて殺す、というのは、中国でやっていたのと同じじゃないかと思う。この記述の前にあったのは、バナナを盗んだ村人の話だった。飢えていたので盗んでしまった父親は、妻と子どもの前で虐殺された。そして妻子は「笑え」と強制されたという。
悪魔だね…。 

家もなく、ろくな食べ物もなく、戦い続ける生活が、「普通」と思っていたアキラさん。
そういう世界しか知らなければ「普通」と思ってしまう、無理もないことなのだろう。それは、恵まれていても同じで、今の日本では「水道から飲める水が出て当たり前」「安全で当たり前」とつい思ってしまう。
しかし、水道水が飲めない国は多いし、日本ほど安全な国も少ない。「大切なもの」を大切にしないと、失ってしまいかねない。事実、日本も以前ほど安全ではなくなってきている。
「当たり前」を守るために払われた犠牲を忘れず、今ある「貴重なもの」を大切にすべきことを伝えなければならないと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 37
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
驚いた

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
カンボジアのアキラさんが紹介された
1月18日放送の「世界丸見えテレビ特捜部」で、カンボジアのアキラさんが取り上げられた。 ...続きを見る
五月花の羊
2016/01/30 16:14

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
日本が平和を享受して、贅沢をし始めたころにこの地球上のどこかではこんな悲惨な生活を余儀なくされていた。
ポルポト政権下ほどではないにしても、多かれ少なかれこういう悲惨さを味わっている人たちがいるということ。
そして、日本人がこういう目に合わない備えということももっと真剣に考えた方がいいと思います。
カンボジアで起こったことは、人間は一歩間違うと、こういうことをする動物だという一つの証なのですから。
ごろー
2015/03/29 14:28
ごろーさん
コメントありがとうございます。
中国では貧富の差が非常に激しく、農村部の人々は厳しい生活を強いられていると聞きます。コンゴでもたくさんの人が殺されているらしいです。
華やかさの陰に多くの悲惨さがあるこの世界。
しっかり現実を見ないといけないのでしょうね。
mayflower
2015/04/01 00:03

コメントする help

ニックネーム
本 文
カンボジアのアキラ 五月花の羊/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる